OSHOワーリング瞑想

OSHO ワーリング瞑想

ワーリング(旋回)は、古いスーフィー(イスラム神秘主義)に伝わる技法のひとつで、ただぐるぐると廻り続ける旋回を通して、内なる中心を見い出し、深いレベルでの変容をもたらす瞑想です。

「スーフィーのワーリングは、もっとも古い技法のひとつであり、しかしもっとも強烈なもののひとつだ。たった一度の体験でさえ、あなたをまったく変えてしまうほど、深みのある瞑想だ。目を開けたまま、ぐるぐる回りなさい。ちょうど、幼い子どもがぐるぐる回り続けるように。あたかも、あなたの内なる実存が中心になり、あなたの全身は動く車輪、回転する“ろくろ“になったかのように。あなたは中心にいて、身体全体は旋回している」Osho


インストラクション 

第1ステージ:45 分間 

ワー リングは立っているその場で、目は開いたままで、 反時計回りに行います。右手を高く上げて手のひらは上向きに、左手 は低くして手のひらは下向きにします。幼い子供がグルグル回り続けるように回ります。反時計回りが気持ちが悪い場合は、時計回りにしても構いません。その時は手の位置も合わせて変えます。身体を柔らかくして、目は開けますが、焦点は何にも合わせません。そうすることで、視界はぼやけて流れるようにな ります。沈黙したままでいます。 

最 初の15分間はゆっくりと回ります。少しずつ速度を上げると、やがてワーリングが乗っ取り、あなた はエネルギーの渦になります。周辺は嵐のように激しく動いていますが、中心には観照者が不動のまま沈黙しています。ワーリングが速すぎて身体を真っ直ぐにしていられなくなると、あなたの身体は自然に倒れるでしょう。倒れようと自分で決めたり、うまく着地しようと前もって計算してはいけません。身体を柔らかくしていれば柔らかい着地になり、大地があなたのエネルギーを吸収してくれます。倒れたなら、そこにいます。これがあなたにとって第2ステージの始まりです。 

第2ステージ:15分間 

音楽が止まった段階でまだ倒れていなければ、身体が地面に倒れるのを許します。直ちにうつ伏せにな り、へそが大地と接触しているようにします。あたかも幼い子供が母親の胸に溶け込んでいくかのように、身体が大地に溶け込んでいくのを感じましょう。うつ伏せで横たわるのが非常に不快な場合には、仰向けで横たわっても構いません。目を閉じたまま、受け身で静かにしています。 

ワーリングの3時間前からは、飲食物をいっさいとらないようにします。ゆったりとした衣服を身につけ、裸足でするのが一番です。