ハラセンタリングの瞑想

OSHO 講話




ハラ センタリングの瞑想
Osho: This Is It!より抜粋

中心が定まっていることはとても重要だ。さもなければ、人は分裂しているように感じ、ひとつにまとまっていない。彼はジグソーパズルのようで、すべての断 片は統一がなく、全体ではない。それはよくない状態だ。なぜなら中心が定まっていないとき、人は引っ張られるが、愛することはできない。中心が定まること なしに、あなたは人生において習慣的にものごとをやり続けることはできるが、決して創造的にはなれない。あなたは最小限に生きる。最大限に生きることは、 あなたには可能ではない。中心が定まって初めて、人は最大限の、絶頂の、最高の、クライマックスの生を生きる。そして、そんな生だけが「生きる」ことであ り、真実の生だといえる。
センターが定まると、考えることはしだいに少なくなってくる。なぜならエネルギーは頭には動かず、ハラに行くからだ。そこに集中すればすれほど、あなたは 自分のなかに規律ができてくるのを感じるだろう。そしてそれは自然にやって来るもので、決して無理やり押しつけられたものではない。
ハラに気づくようになればなるほど、あなたは生と死をあまり恐れないようになる。なぜならそれは生と死のセンタ−だからだ。一度、ハラセンターに調子をあ わせるようになると、あなたは勇敢に生きることができる。そこから勇気が湧いてくる。考えることはより少なくなり、沈黙がやってくる。制し切れない瞬間は 少なくなり、自然な規律と、勇気、根付いている感覚、しっかりと地に足が着いている感覚がやって来る。

●瞑想

ハラにエネルギーを集中してごらん。それは、臍の下5cmのあたりだ。人はそのセンターから生に入って来て、 死ぬ時にはそこを通って生から出て行く。だから、ハラは肉体と魂との間の繋がりのセンターだ。もしあなたが、左右によろめくような感じがして、自分のセン ターがどこにあるかわからないなら、それはあなたがもはやハラと繋がっていないことを示している。つまり、あなたはその繋がりをつくりだす必要がある。”

いつ、この瞑想をするか:夜眠る直前、朝目覚めた直後
瞑想の長さ:5-10分

第一ステップ:ハラの位置を感じる
あおむけに横たわり、臍の下5cm のあたりに両手を置き、少し押してみなさい。

第二ステップ: 深く息を吸いなさい!
深い呼吸を始めなさい。呼吸と共にハラセンターが上下するのを感じるだろう。そして、あなたのエネルギーのすべてをそこに感じてごらん。あたかも、あなた がどんどん縮んでいって、ただその小さなセンターとして存在し、とても集中したエネルギーのかたまりになるかのように感じてごらん。

第三ステップ:眠っている間にセンタリングする!
第二ステージをやりながら眠りに落ちるのは、効果的だ。そのとき、センタリングは一晩中持続する。何度も何度も無意識が去り、ハラにセンタリングが起こ る。つまり、一晩中あなたは知らないうちに、いろいろな具合に中心と深い接触を持つだろう。

第4ステップ: 再びハラとつながる
朝、眠りが去った瞬間、いきなり目を開けないように。再びハラに手を置き、少し押してみて、呼吸をはじめ、再びハラを感じてごらん。これを5-10分やっ てから、起き上がりなさい。
これを、毎晩、毎朝やりなさい。3ヶ月以内に、あなたは中心が定まっているように感じるだろう。

Copyright © 2014 Osho International Foundation